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10月27日「月の呼び方」のお話

東西南北に配置され、天空を28通りに分類して、そして、東京というものを与えたのが、1つの占いの原点になっているかもしれません。

そして、その東西南北に位置する月の名称もそれぞれあります。東に薄く、月影が見える。新月を裂くといい、満月は、月の全面が輝いて、まん丸に見えるので、望むという字ですね。あるいは、月から満月に至るまでの半月を上限の月といい、右半分が輝いて見えます。そして、満月から次の新月に向かう間の半月を、下弦の月と言い、左半分が輝いて見えます。

日本最古の歌集万葉集には、この月を題材にした歌が数多くあります。

自分の知る限りでも、月の名前は十五夜、十六夜、立ち待ち月、居待月、寝待ち月、夜も更ける頃に出る更待月などなどです。昔の歌人や文人たちは、お月見のあとにも、いろいろな名前を挙げて、名残を惜しみたいとか、縁石とかを楽しんでいたようです。

自然とともに暮らす、その原点が、お月見なのかもしれませんね。

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